かわしまのブログ Written by Hiroyuki Kawashima

Web制作で未経験から就職せずに独立するのはオススメしない理由

Web制作

Web制作で未経験からフリーランスになりたい人「Web制作で未経験からフリーランスになりたい!でも就職した方がいいという声もちらほら…。どっちがいいのか教えてください。」

こういった悩みに答えます。

本記事の内容

この記事を書いている私は、Web開発のフロントエンドエンジニアです。
未経験からWeb制作フリーランスになった経験があります。
フリーランス生活を通して、未経験からフリーランスになるメリットとデメリットが明確になりました。
また、知り合いのフリーランスエンジニアと話して、未経験からフリーランスになる際のデメリットの解決策が出ました。

こういった私が解説していきます。

未経験から就職せずに独立するのはオススメしない理由

基本的に、未経験から就職せずに独立するのはオススメしません。

理由は、未経験からフリーランスを目指すことは、メリットよりもデメリットが多いからです。

具体的には以下の通り。

メリット

  • 時間や場所に縛られず、自由に働ける

デメリット

  • Web制作の技術力に乏しい
  • Web関連の人脈に乏しい
  • 収入が安定しない

それぞれ解説します。

メリット:時間や場所に縛られず、自由に働ける

フリーランスになると、時間や場所に縛られず、自由に働けます。
人と会うことが減るので、人間関係で消耗しがちな人にとっては最大のメリットなんじゃないでしょうか。
よい企業にめぐり会えたら最高だと思います。

デメリット①:Web制作の技術力に乏しい

実務経験が浅いため、Web制作の技術力に乏しいです。
納品に遅れたり、指示された実装ができなかったりすると、炎上する可能性があります。
会社に勤めていたら、お金をもらいながらスキルアップさせることができます。
自動車免許を、お金をもらいながら取得する感じですね。

余談ですが、自衛隊だと、大型自動車免許を給料をもらいながら取得できます。笑

デメリット②:Web関連の人脈に乏しい

Web関連の人脈に乏しいので、案件獲得ややりとりの面で消耗する可能性があります。
Web制作会社に就職していたら、勝手に人脈が構築されます。
さらに、独立後に案件をいただける可能性もあります。
すでに信頼関係ができあがっているから、やりとりもスムーズで消耗しにくくなるのではないでしょうか。

デメリット③:収入が安定しない

独立したら仕事は自分から取る必要があります。
理由は、人脈がないからです。
特に、技術力が乏しい未経験からの独立では、収入が安定しない可能性が高いです。

これらのデメリットがありながらも、ムリに未経験から独立を目指す必要はない

個人的には、「わりとデメリットがデカイな…。」と感じており、「ムリに独立を目指す必要はないんじゃないか?」と思います。
Twitterを見ていると「未経験から月収100万円達成しました!」みたいな人がいますが、それを毎月継続している人は何人いますか?
一時的に稼げても、長期的に稼ぎ続けなければ、将来の不安は消えません。
長期的にWeb制作を仕事にしていきたいなら、いったん就職して、技術力を身につけた方がよいと思います。

どうしても未経験からフリーランスになりたい人はどうすればいいのか

フリーランサーの画像
ここまで読んだ人の中で「それでもフリーランスになりたいんだ!」という人は多いと思います。

結論から言うと、デメリットを補う行動をするしかないです。

デメリットがデカくて、無視できないレベルですからね。

具体的には以下の通り。

  • 時給労働をする
  • SNS、コミュニティやサロンなどで人脈を構築する

それぞれ解説します。

自給労働する

こちらは未経験からフリーランスを目指したい人に1番オススメな方法です。

なぜなら、未経験から独立を目指す際のデメリットを補うことができるからです。

具体的には以下のデメリットを補えます。

  • Web制作の技術力に乏しい
  • 収入が安定しない

それぞれ深掘りします。

Web制作の技術力に乏しい

技術力に乏しい場合、単発案件だと思うように実装ができなかったりします。
実装に時間がかかると、必然的に時給は下がります。
ですが、自給労働にすることで、技術力に乏しい時期を乗り越えることができます。

収入が安定しない

こちらも自給労働にすることで安定させることができます。
大きく稼ぐことができなくなりますが、はじめから大きく稼ごうとすると炎上しそうでコワイですよ。
私も大きく稼ごうとしていましたが、気づいたら、自分で勝手にブラック企業化していました。笑

SNS、コミュニティやサロンなどで人脈を構築する

SNS、コミュニティやサロンで人脈を構築するのもありです。

理由は、SNSなどからでも、案件を紹介していただける場合があるからです。

知り合いに、Twitterから案件を獲得しているデザイナーの方がいます。
Twitterで「ゆるぼ」とか「ガチぼ」とかで募集している人がいるので、常にアンテナを張っておきましょう。

あとは技術力を磨くだけ

自給労働が決まったら、あとは技術力を磨くだけです。
バイトでも、準委任契約でもいいです。
技術力が身についたら自信もつくので、その後はフリーランスになってガンガン営業するのみ。

フリーランスとか正社員とかは、ぶっちゃけどっちでもいい件

道路標識の画像
ここまで書いておいてなんですが、フリーランスとか正社員とかは、ぶっちゃけどっちでもいいです。笑

どっちの働き方を選んでも、仕事の内容は同じだし、スキルはつきます。

正社員だと、当然ながら、安定した給料をもらいつつスキルアップができます。
フリーランスでも、はじめは自給労働をすれば、安定した給料をもらいつつスキルアップができます。

最終的にフリーランスを目指す人にとっては、どちらも同じです。

なので、フリーランスとか正社員とかは、ぶっちゃけどっちでもいいです。

まとめ:未経験からフリーランスはオススメしないけれど、どうしてもなりたいなら、まずは自給労働から

個人的に「未経験からフリーランスはオススメしない」という意見は変わりません。

ですが、「どうしてもフリーランスになりたい!」って人もいますよね。

世の中は、実際にやってみなきゃわからないことだらけです。

カンタンそうに見えても、実際にやってみると、めちゃくちゃムズカシかったり。
ムズカシそうに見えても、実際にやってみると、案外カンタンだったり。

フリーランスも、実際に経験してからしかわかりませんよ。
どうしてもなりたいんだったら、一度なってみればいいと思います。

その後からでも就職やバイトの選択肢はありますからね。